Photo: 三味線
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三味線

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構造

Photo: 三味線・尺八

三味線は「棹」と「胴」の部分からなり、「棹」は上から海老尾(転軫)、棹、それに棹の下は棒状になっていて、胴の内部に挿入した部分の中子(中木)、胴の下に突き出ている部分の中子先からなる。材質は、紅木(こうき)が高級とされ、次に紫檀、樫や桑の木を使用される。棹の長さは二尺六分(62.5cm)で、太さはいろいろあり細棹、中棹、太棹がある。
棹は持ち歩きに便利なように、「継ぎ棹」といって、「二つ折」や「三つ折があり、5箇所の継ぎ目のある「六つ折」など珍しい棹もある。なお継ぎ目の無い棹は、「延べ棹」とよばれる。
「胴」は四面の枠が外側に凸形の四角形の箱で、材質は花梨、桑、欅の木作る。胴の枠の上には「胴掛」という蓋状のものを付け、演奏の際に右手の腕を乗せる。「皮」は胴の両面に張り、猫や犬の皮が使用されるが、最近では合成のビニールも使用される。「弦」は、糸とよばれ絹糸を撚り合せて作り、一の糸は太く、二の糸はこれに次ぎ、三の糸は最も細い。糸は蚕からとる絹糸が本来で、滋賀県の伊香具産が有名で、一匹の蚕から出る七本の極細の糸を撚り合せたものを四十本撚り合せ三の糸をつくる。二の糸は三の糸を二つ合わせて撚り、作る。一の糸は三の糸を三本撚り合わせて作る。最近ではナイロン製の糸もある。
「駒」は糸の振動を胴の皮に伝え、三味線の音質を決める大事な部分で、材 質は、象牙、水牛角、鯨の骨、竹、紫檀、黒檀などがある。義太夫や地唄は水牛が多く、長唄では象牙が使用される。余談ですが、「駒」のなかに「忍び駒」というものがあり、竹で作られて音量をおさえる目的のためのものがあります。
この「忍び駒」は江戸時代中期からあり、当時は、皇室、徳川将軍、三卿(尾張・水戸・紀州)、三家(一ツ橋・田安・清水)の凶事に際しては三ヶ月から一年間、鳴物が禁止されるため、その期間に内密で三味線を弾くのに用いたという。
最後に「撥」が使用されます。形は上が少し開いた扇のようで「ひらき」といい、下の部分を「才尻」といい、その中間の握り持つ部分を「手の内」という。材質は地唄が水牛角を使用し、長唄は象牙、義太夫は両方使用される。

奏法

三味線の糸の調律には「本調子」、「二上り」、「三下り」の三種類がよく使用され、次いで「一下り」、「六下り」などがある。演奏者は正座し、胴を右膝にのせ、棹を左手で握り人差し指、中指、薬指の主に爪で勘所(ポジション)を押さえ、右手で持った撥を糸にあてて弾く。撥は皮にあてるように強く弾いたり叩かずに弾く、または撥の裏角ですくう演奏法がある。左手も「はじき」、「こき」「すりあげ」「すりおろし」などがあり、三味線の味がでる。このほかに「小唄」のように撥は持たず、右手の人差し指で「爪弾き」する奏法もある。

尺八

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構造

Photo: 尺八

「尺八」は、太さ3.5〜4.0cm程の竹の根に近い部分で、竹の節が七個あるものを材料とする。第一節は根に近い部分を筒口(管尻)で 第七節の吹口(唄口)まである。標準管の長さは一尺八寸 (54.5cm)で、尺八の名称はここからそう呼ばれることとなった。ただ現在は、篠笛とおなじく唄や三味線との合奏することから、管の長さは二尺五寸 (75.8cm)から、一尺二寸 (36.8cm)まである。指孔は基本的には五孔で、管の前面に下端から第一孔・第二孔・第三孔・第四孔があり裏に第五孔として一つ孔がある。その後、工夫・改良され、七孔の尺八もある。

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